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ろうそく刺繍の出来るまで…

『怪談ごはん』のDMに使用したロウソクの刺繍。
比較的、時間にゆとりを持って丁寧に刺していったので、
制作過程を撮る余裕もありましたの☆
普段は一気に仕上げる事が多いので、途中写真があるなんて
自分にとってはこの上なく珍しい

それでは解説
濃い色の生地だったので、下書きなしでスタート。
生地の上に脳内イメージを投影して、その絵が逃げないうちに
大体のあたりをつけていきます。
怪談ごはん 第1段階

そして、ここからは例によって一気に集中し始めちゃったので
気が付いたら、ここまで進んじゃってた
怪談ごはん 第2段階
上から下に向かって消えていくイメージにしたかったので、
こんな感じにしてみた。
そして火を加える
ちなみに、この炎の部分だけで10色使用しています。
グラデーションは根気のいる作業でのう
怪談ごはん 第3段階
ここまで刺して何だか安定が悪い気がしてきて、手を止める。
下部の納まりが悪く、落ち着かない感じ…。
とても面倒ではあるが、納得がいかないので一部をほどく。
生地が紺なので、白糸の跡が残らぬように丁寧に糸を切っていく。
そして、反対に下部分から上へ向かって消えていくように刺し直し。
細部にも気が済むまで補修を加える。
怪談ごはん 第4段階
どうかしら。バランス良くなったかと☆
最後に炎を伸ばして文字を入れて、完成
怪談ごはん 第5段階
ロウソクの柄にご注目
稲と川をあしらったデザインにしました。
では、アデュー
23:07 | 制作日記 | edit | page top↑

お知らせ、その前に

休息なしの疾走を続けて、約数ヶ月
ようやくブログに手を付ける時間がでけました☆
3月28日(木)から始まる春の展示会(2人展)のDM用の作品を
必死に作っておりました。
苦労の甲斐あってか、イメージ通りのものに仕上がったかと

相方のコヤナギアイコさんは粘土を扱う作家さんです。
彼女の作品が持つ世界観とクオリティに魅せられ、早6年。
一緒に展示会が出来たらなぁと思っていたものの、
まさか本当に実現するとは…。嬉しい限りです。

展示は世田谷区の経堂にある、URESICA(ウレシカ)shop & galleryさんで行います。
ナチュラルで優しいお店が多いこの街で、
のんびりじっくり展示を楽しんで頂きけたら、とても嬉しいです
4/6(土)にはワークショップも行いますので、
御都合がよろしければ是非☆
後日、改めて詳細をここにお知らせ致します

さあ、今度は自分の作品を作らねば、気合いを入れ直さねば!
10:58 | 制作日記 | edit | page top↑

『つくる』という意識

M

西武池袋にて開催していた『手芸の国のアリス展 ~不思議の森の雑貨店~』。
本日無事に終了致しました。
お越し下さった方々、お買い上げくださった方々、
今回を機にMKWorksに興味をお持ち下さった方、
また、行けなかったけれども気にしてたよ~…という方。
皆々さま、誠にありがとうございました

次回のMKWorks作品の展示販売は、すこし先の8月になります。
場所は渋谷の西武百貨店(期間限定)。
その際は、またお知らせ致しますゆえ☆
また同月には、小金井市にある美術館でのワークショップも控えております
乞うご期待

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3月に個展を終えてから、いろいろな事が起き、
そして手作り業界にも、色々な人間がいる事を改めて知り、
『作る』を仕事にしている事に対して、改めて体勢を考え直す良い機会になりました。

わたしの思う『作る』のあるべき姿勢、
自分が信じる『しごと』の然るべきあり方を再確認したうえで
その意識を共有できる人たちと、質の良い品を生み出していきたいと…
いま心底 そう思います

人があってこその『ものづくり』。
信用できる方と価値ある仕事が出来るなら、なんでもするよ エムケーワークス
2人以上で何かを作る場合、
目指す価値観と意識が同じであって、
そこで初めてウェルメイドが成立すると思うから。

立ち止まってじっくり考えたら、再び歩を進めたいと思います。
たくさんの寄り道による、色とりどりの時間とともに
02:57 | 制作日記 | edit | page top↑

色彩の国のアリス

先日刊行された
『100人の手づくり作家によるかわいい雑貨~ 手芸で描く不思議の国のアリス ~』。
1点だけ誤解(?)を解いておきたい事があるので、一応ここに記しておきます

P.80~85に掲載されている、ティーパーティーの刺繍絵巻。
編集の段階で 変に色調整がされてあり、オリジナルの色彩とは若干異なります。
(制作本人にとっては“若干”ではないけれど
完成本を見て驚きました。
たかだが数ページといえども、作った当人にとっては大切な作品。
糸1本の色さえも、数百色の中から選んだ1色。
絵の具においては、微妙な配色を重ねて作った貴重な1色。
印刷の具合という事ではなく、意図的にしかも無断で変えられてしまったら
もはや それは私の作品ではなくなってしまいます

ちなみに上が掲載されたもの。下が現物。
それぞれ写真をクリックした大きい画像を、並べるとよく分かります。
掲載版原画
帽子屋とのお茶会は 森で行われているので、
暖かみのある優しい雰囲気にしたく、
ナチュラルで落ち着きのある色彩で刺繍したのですが、
書籍の方では、何故かポップな色合いに変えられています
補正をかけまくっている影響で、刺繍の影や立体感が消えてしまい、
まるで蛍光ペンで描いたような「平面図」になってしまっています。

書籍に使われた写真(左)は、プロのカメラ。
私が納品前に自分で撮った写真(下)は、ただのデジカメ。
通常は、上の写真が現物の色に近くて然るべきなんですが…(^^;)

私は編集にはノータッチなので仕方ありませんが、
例え1色ひとつ取っても、そこには作り手の意図が込められているので
正直複雑な気持ちです…。
多少のコントラスト調整や明るさ調整は、編集において必要ですが
色調をここまで変えられてしまうとは思わなかったです

ついでに、帽子屋ページも。
左が掲載版。 右が原画。
掲載版 原画

テーブルからこぼれたお茶が、血の色になってます…怖いってば
そんなバイオレンスな物語じゃないだろ(笑)。
帽子屋のズボンも、ビビットなオレンジ色で、大道芸人みたいです。
『日曜劇場 大道芸人 殺人事件』なんつって
…おそらく、赤色の補正をかけたのでしょう。

……という訳で、長々説明しつれい致しました☆
『100人の手作り作家』というタイトルの本なのに
作家のイメージ色を見事に、知らぬ間に変えられてしまってたよ…というお話でした。
後日、実物を撮った写真をここに載せたいと思います☆
小さな足掻きですが(笑)、少なくともこのブログを見て下さった方には
実際の作品の色を見て頂けると思いますので

だから実物作品を見てもらえる展示会って、大事なのね納得。
14:00 | 制作日記 | edit | page top↑

古布づくり

古びた布のような生地が必要なので、布用染色を使って、生地づくり
しかし、作ってはNG、染めてはNG。 ……古布連発です。

布-1 布-2
布-3 布-4

色の入った水分の染み込むスピードの調整が、なかなか難しく、
イメージ通りの色・染まり幅・ぼかし具合にするのに
7枚も失敗を出してしまいました…
(全部の画像なんて載せられないから、省略ね
紙だったら、もっと簡単に出来ただろうに、
布ってまるで生き物
見事なまでに、手こずりました。

気付けば部屋中、ニセ古布だらけ。
なんだか古本屋の気分です♪
21:10 | 制作日記 | edit | page top↑