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短編の断片

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大好きな作家がいる。
ジャンルは特には無い。
その人の作る作品、文章、ことば、美術、空間、演技…すべてが大好きだ。

この人の作るものに初めて出会ったのは、1999年 高校3年生の時だった。
自分と同じ事を考えている、ど真ん中の人間がいたと、衝撃だった。
彼の好きな人物、つくる作品、紡ぐ言葉、巡らせる考えが
自分の好みとほぼ重なり、全く違和感がなく、いやそれ以上で
追いつきたくてどんなに努力を重ねても、全力で息を切らして疾走しても
汗まみれで ふと顔をあげると、彼は常にさらに先を走っている。
敵う訳がないその目標に、憧れと尊敬と、わずかなる嫉妬に似た感情を抱えながら
10年以上 目標でいる。

先日、大学時代の友人から1冊の本を貰った。
例の作家が書いた短編が数本乗っている冊子。
友人自身、その本を気に入っていたにも関わらず、
(他にも多くのアーティストが寄稿している)
私に譲ってくれた。
食事をして別れた後、家に着くまで我慢できず、
帰りの電車の中で本を開いた。
短編小説というより、言葉を駆使したパズルに近いその作品の解読に夢中で
危うく最寄り駅を下車し損ねるところだった…。

わずかながらの短文だが、
そこには やはり自分の目指していたものが、見事に形を成しており、
興奮と尊敬と焦燥感と愛情のあまり、泣きそうになった。
帰りみち、雨が降ってて良かった。
じゃなかったら、きっと湧きあがる感情を抑えきれず
全力ダッシュで走り出していただろうから。

『0から1は作れなくても、もがき苦しめば、0.1ぐらいは作れる。
必死になってやれば。
それを、10回繰り返せばいいんです。そうやって作ってます。』


生涯 追い続ける事になるだろうこの人に
私は 近付く事は出来るのだろうか。
フィールドは違うが、意識は同じ。
追い抜きたい気持ちと共に、いつまでも先を走っていて欲しい気持ちがある。
自分の目標であり続けて欲しいというのは、私の我儘だろうか…。
15:55 | 好きな人たち | edit | page top↑
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